戸建とマンション購入検討の方へ

木津田・・・先日、著名な建築家の講演を聞いたのですが、マンションで販売時より価格が上がっているのは「広尾ガーデンヒルズ」だけではないかとの話がでました。
あの建物と吸地、もちろん立地もですが、人が住みたいと思う建物をどのようにつくっていくのかが問われているのだと思います。
「広尾ガーデンヒルズ」の一部の図面を見たことがあるのですが、本当に詳細な部分まで建築設計事務所が図面化しています。
手すりや窓の納まりなど、原寸の図面もたくさんありました。
公共建築などでは、このようなディテールまでデザインされている場合もありますが、分譲住宅となるとなかなかありませんね。
今は高級賃貸集合住宅のほうが豊かなディテールをもっているかもしれません。
今後、新築建物はどんどん少 なくなっていくでしょうから、本当ならディテールまで設計された良質な物が残っていけばよいのですが、逆に安価な安請負の
ものしか残らないのかもしれません。
有った方が良い設備やしっかり固定したり守ったりしなければならない設備もある。←いろいろな設備はこちらのサイトから確認してください。
堀住・・・リニューァルを考えられた例として、古くは銀座にあるカプセルマンション、神戸のスケルトン・インフィル、大阪ガスの実験集合住宅などを思い浮かべますが、いずれも景気がよく工事費に余裕のある時期に建てられていますね。
供給側は数多く、安くつくることにより利益を上げようとしていますから、将来のメンテナンスやリニューアルを打ち出しても販売戦略にはならないのでしょう。話題になった「同潤会アパート」も帥年足らずでその寿命を終えましたが、構造が危ないとか設備が古いとか以前に生活梯式の変化によるものが大きいのではないかと考えます。
戸建て住宅でも同じですが、古い物=悪い、新しい物=よいという一種の潔癖性のような、まっさらな物に価値があるという刷り込みが日本人にあるような気がします。欧米ではリフォームするとしても新築風にするのではなく、100年経っている風に見せようとする例も多く見られます。
新築マンションが善良な施工がされていて保守管理計画が守られていけば、そんなに悲観する状態にはならないと思います。
しかし何らかの原因で計画が破綻した場合は、スラム化は明らかだと思います。
分譲の場合、コミュニティの意識が決め手ではないでしょうか。